「大丈夫です」は「いる」?「いらない」?コンビニでの使い方
「大丈夫です」は、教科書では「問題ありません」と習います。でもコンビニでは「いりません」の意味になります。見分け方は、相手がこちらのために何かをしようとしているかどうかです。
コンビニの「大丈夫です」は「いりません」
コンビニのレジで何かをすすめられたとき、「大丈夫です」は「いりません」という意味になります。日本人もよく使う答え方で、失礼にはなりません。レジでは、店員さんが次々に質問します。
| 店員さんの質問 | 店員さんは何をする? | 「大丈夫です」と答えると |
|---|---|---|
| お弁当温めますか? | お弁当を温める | 温めなくていい |
| 袋はご利用ですか? | 袋に入れる | 袋はいらない |
| お箸お付けしますか? | 箸を入れる | 箸はいらない |
| ポイントカードはお持ちですか? | ポイントを付ける | ポイントカードは出さない(持っていない) |
「大丈夫」のもとの意味は「問題がない」です。レジでは「このままで問題ないので、しなくていいです」という気持ちを表します。「いりません」とはっきり言うより強く聞こえないので、断るときによく使われます。
どうして店員さんがもう一度聞くことがあるのか
「大丈夫です」は便利ですが、ひとつ弱いところがあります。いるのか、いらないのかを、直接は言っていないことです。
そのため、店員さんがもう一度聞くことがあります。店員さんが聞き取れなかったときや、お客さんの顔を見ても、いるのかいらないのか分からないときです。
店員さんにすぐ伝わる言い方
はっきり伝えたいときは、こう言います。
| 言いたいこと | 言い方 |
|---|---|
| いる | はい、お願いします。 |
| いらない | いいえ、大丈夫です。 |
| いらない(何がいらないかを言う) | 袋はいらないです。 |
「いらないです」は、何がいらないかがいちばんはっきり伝わる言い方です。そのかわり、「大丈夫です」よりもまっすぐ断る言い方になります。
「お支払いはどうされますか?」と聞かれたとき
お金を払うときには、「お支払いはどうされますか?」とよく聞かれます(「どうされますか」は「どうしますか」のていねいな言い方です)。これは現金かカードかを聞いているので、「大丈夫です」では答えになりません。どうやって払うかを、そのまま言います。
- カードで。
- 現金で。
- 交通系ICで。(Suica や ICOCA など、電車やバスに乗るときに使うカードのこと)
コンビニ以外の「大丈夫です」
お店の外でも「大丈夫です」はよく出てきます。こちらは教科書で習うほうの意味です。
- 心配して聞かれる:大丈夫ですか? → 大丈夫です。(問題ありません)
- 予定を確認される:明日でも大丈夫ですか? → はい、大丈夫です。(はい、問題ありません)
同じ「大丈夫です」でも、意味は相手の質問で決まります。店員さんや相手がこちらのために何かをしてくれようとしているなら「いりません」。相手がこちらが平気かどうか・予定が合うかどうかを聞いているなら「問題ありません」。
練習してみよう
店員さんに「お弁当温めますか?」と聞かれました。温めてほしいとき、どう言いますか?
答えを見る
はい、お願いします。と言います。ここで「大丈夫です」と言うと、「温めなくていい」の意味になります。
「袋はご利用ですか?」と聞かれました。何がいらないのかまではっきり伝えたいとき、どう言いますか?
答えを見る
袋はいらないです。と言います。「袋は」があるので、何がいらないのかまで伝わります。いいえ、大丈夫です。でも「いりません」は伝わります。
「お支払いはどうされますか?」と聞かれました。カードで払いたいとき、どう言いますか?
答えを見る
カードで。と言います。店員さんは「いるか・いらないか」ではなく「どうやって払うか」を聞いているので、はい・いいえでは答えになりません。
友だちに「荷物、持ちましょうか?」と言われました。自分で持てるので「大丈夫です」と答えました。これはどちらの意味になりますか?
答えを見る
「いりません(持ってもらわなくていい)」です。友だちは、こちらのために何かをしてくれようとしているからです。こちらが平気かどうか・予定が合うかどうかを聞かれたときは、「問題ありません」の意味になります。
知っているだけでは、レジでは出てこない
「大丈夫です」には意味が2つあるので、読んで分かっていても、レジの前では言葉が出てこないことがあります。声に出す回数を増やすのが、いちばん早い方法です。
1対1のレッスンでは、言いたいことをその場で直してもらえます。→ レッスンの内容
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